蜘蛛は脱皮する?抜け殻は縁起が良い?足の数はなんと8本!?取れても生える!

家で蜘蛛の抜け殻のようなものを見つけましたが、蜘蛛は脱皮する生き物でしょうか?
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家で大きな蜘蛛の抜け殻を見つけると、かなり驚くことがありますね。この記事では、以下のトピックに焦点を当てて詳しく解説します!

  1. 蜘蛛の脱皮について
  2. 蜘蛛が苦手な方のための対処法

さあ、それでは見ていきましょう!

目次

【蜘蛛は脱皮する?抜け殻は縁起が良い?足の数はなんと8本!?取れても生える!】

突然ですが皆さんは、蜘蛛にどんなイメージを持っていますか?
大抵の人は「邪魔な害虫」「怖い」「噛まれたら大変だ」「気持ち悪い」・・・などと思っているかもしれません。
でも実は蜘蛛は、とっても奥深い生き物なんです。

今回はそんな蜘蛛の意外な特徴についてご紹介していきたいと思います!

蜘蛛はどうして脱皮するの?

蜘蛛は、昆虫やエビ、カニと同じく節足動物の仲間で、成長するために脱皮を繰り返します。なぜ成長するために脱皮するのかを、動画を使って詳しく説明します。

 

<蜘蛛が脱皮を繰り返すワケ>

脱皮とは、新しい外骨格が形成され、古い外骨格が剥がれることです。
蜘蛛というのは体全体が外骨格と呼ばれる硬い殻で覆われています。この外骨格は成長につれて伸縮することができません。体が大きくなるとその外骨格がキツくなってくるんです。なので、成長するためにはキツくなった外骨格を「脱ぐ」必要があります。つまり、蜘蛛は脱皮しないと成長できないということです。

<脱皮の過程>

  • まず蜘蛛は脱皮する前に、古い外骨格の下に新しい外骨格を作ります。
  • 脱皮が始まると、蜘蛛は古い外骨格から抜け出そうとします。このときの蜘蛛はまだ柔らかい状態で、新しい外骨格が硬くなるまでの間、身動きが取れず、傷つきやすい状態が続きます。
  • 新しい外骨格が出来上がって硬くなると、蜘蛛は再び活発になります。より大きく、より強い体を得ることができます。

<脱皮の頻度について>

蜘蛛は成体になるまで何度も脱皮を繰り返します。脱皮頻度は、一般的に小型の蜘蛛ほど脱皮回数が多い傾向があります。
これが普通なのですが、蜘蛛の種類によって異なります。
例えば、タランチュラは成体になっても脱皮を繰り返すことがあるようです。

蜘蛛は成体になるまで何度も脱皮を繰り返します。例えば、ジョロウグモの場合、雄は7回、雌は8回の脱皮を経て成体になります。一般的に蜘蛛は、その成長過程でのみ脱皮を行い、成体になるとこれ以上の脱皮は行われません。この脱皮は、体が大きくなるために必要な過程です。しかし、全ての蜘蛛が成体になってから脱皮を停止するわけではなく、タランチュラのように成体になってからも脱皮を続ける種類も存在します。これは、種によって異なる生物学的特性の一例です。

蜘蛛は害虫じゃない!?

蜘蛛は、一見すると怖い見た目をしているので、多くの人々は「害虫」と思ってしまうことがあります。今日は、なぜ蜘蛛が家の中や庭にいると役立つのか、その理由をご紹介します。

<蜘蛛は昆虫ではない!>
蜘蛛は虫の一種ですが、実は「昆虫」ではありません。昆虫は足が6本ですが、蜘蛛は足が8本あって、触覚も持っていないんです。ほとんどの蜘蛛は安全無害で、人を噛むことはないんです。

  • 蜘蛛は害虫ではなく、むしろ害虫を捕食し、害虫の数を減らす役割
    まず、蜘蛛は食物連鎖の上位に位置しています。つまり、蜘蛛は小さな虫を捕まえて食べるんです。例えば、蚊やハエ、コバエなど、私たちが困るような害虫を食べてくれるんですよ!これによって、家の中や庭の中で害虫の数を減らすのに役立っています。
  • 網が空気を浄化する働き
    さらに、蜘蛛は網を作って獲物を捕まえる能力があります。この網は、空気中の微小な粒子や花粉なども捕らえることがあります。その結果、蜘蛛の網が空気中の不要な物質をフィルタリングする働きもあるんです!
  • 生態系のバランスを保つのに貢献
    また、蜘蛛は自然界の生態系においても重要な役割を果たしています。例えば、森林や草原では、蜘蛛が多くの昆虫を捕まえることで、生態系のバランスを保つのに貢献しています。
  • 過剰な駆除は害虫の増加を招く可能性がある
    ですから、蜘蛛は決して害虫ではありません。むしろ、私たちの生活を快適にするために役立っている生き物なんです!もちろん、家の中に蜘蛛が多すぎるのはちょっと困りますが、あまり退治しすぎると害虫が増えてしまう可能性もあるので、程々にするのが良いでしょう。

<益虫とされる蜘蛛>

  • アシダカグモ:大きさが10cmほどで、主食はゴキブリ。夜行性で、ゴキブリが家からいなくなれば別の場所を探すんです。
  • アダンソンハエトリ:可愛らしい小さな蜘蛛で、「ハエトリ」という名のとおりハエや小さいゴキブリを食べます。
  • 女郎蜘蛛:黄色と黒の縞模様が特徴。安全無害だから、放っておいても大丈夫!
  • 地蜘蛛:茶色の袋を作って、虫がその袋を触ると中から出てきて食べちゃいます!

蜘蛛は縁起の良い生き物

「縁起の良い生き物」・・・???とは一体、どういうことなのでしょうか?詳しく説明します!

<朝の蜘蛛と夜の蜘蛛の違い>

朝にやって来た蜘蛛を見ると、幸運が訪れると思っていませんか?
実は昔から、朝の蜘蛛は「福を運んでくる」「待ち人が来る前触れ」とされていて、害虫を食べてくれるので、「家の守り神」と言われているんです!

蜘蛛は必ず快晴の日に巣を作り、雨の日には巣を作らない。
そのことから、地域によっては、蜘蛛は天候を予知すると考えられています!てるてる坊主よりもすごいですよね!
そのため、朝に巣を作る蜘蛛を見た日は、一日中快晴になると言われているんです!

また、蜘蛛は未来を予知するとも考えられており、夜にやって来た蜘蛛を見ると、不幸の前ぶれや死を連想し、恐れられています・・・。

別の言い伝えでは、蜘蛛は理想の相手が現れるサインと考えられており、
夜に蜘蛛を見ると、理想の相手とつながるチャンス!と喜ばれます。
また、蜘蛛は一度に多くの卵を産むことから、夜に蜘蛛を見ると、子宝に恵まれるメッセージと捉え、歓迎されています。

海外では、蜘蛛は「神の使い」「幸せのシンボル」として用いられているそうです。捉え方って、さまざまですね!

<抜け殻がもたらす意味>

蜘蛛の抜け殻は、「新たな始まり」「変化への兆し」を意味しています。
抜け殻は、蜘蛛だけでなくあらゆる虫たちが成長し進化を遂げることを表していて、私たちにも新しいステージへの第一歩をアピールしています。
蜘蛛は古い抜け殻を残して新しい姿へと変わっていくため、成長や人生のさらなる道に向けて準備の必要性も教えてくれています。
そのことから、抜け殻を見れば、未来へ進む勇気をもらうことができるのでしょう。

蜘蛛の足は取れても生える!?

蜘蛛の足は8本ありますが、脱皮とともに足が取れてしまっても、2〜3回脱皮を繰り返すことで、失った足をも再生することができるんです!

なんて不思議な生き物なんでしょう!

ただし、蘇った足は前より短くなっていることもあるそうです。

多くの人が蜘蛛を昆虫と間違えることがありますが、実際には昆虫ではありません。

昆虫の特徴の一つに、足が6本あることが挙げられますが、蜘蛛は8本の足を持っています。

さらに、蜘蛛は足を失っても、数回の脱皮を経ることで失った足を再生する能力を持っています。

たとえば、脚を1本失って7本になってしまっても、脱皮後には8本の足を持つようになります。

このとき、抜け殻は7本の足のままですが、新しく出現する足は8本になっていて、これは非常に興味深い現象です。

ただし、再生された足は元の他の足よりも短くなることが多いです。

そのため、蜘蛛を見かけた際には、足の長さを観察してみると、その蜘蛛の過去を少し垣間見ることができるかもしれません。

日本で見ることのできる蜘蛛の種類

世界中には約35,000種類の蜘蛛が存在し、その中で日本には約1,200種類が生息しています。
この多様性は驚くべきもので、大小様々な蜘蛛が家の中や山林などで見られます。ただし、私たちが普段目にする蜘蛛は、日本に生息する多くの種類の中からわずかな数の種類に限られます。

特に一般的なのはアシダカグモ、ハエトリグモ、ジョロウグモといった種類で、これらは私たちの日常生活においてよく見かける、身近な存在です。ここでは、これら3種類の蜘蛛に焦点を当てて詳しく紹介します。

アシダカグモ

アシダカグモは日本の福島県以南の本州、四国、九州の人家に生息する外来種で、日本国内で見られる蜘蛛の中でも特に大型の部類に入ります。

雄の体長は10〜25mm、雌はさらに大きく20〜30mmに達し、足を広げるとCDディスク1枚程度の大きさになります。
この蜘蛛は網を張らず、夜行性で主に床や壁を這い回りながら獲物を捕まえます。

アシダカグモの食性は肉食で、その大きさと俊敏性を生かしてゴキブリやハエなどの害虫を捕食することから、家庭内では自然な害虫駆除者として歓迎されることもあります。

また、稀に小型のネズミを捕食することも報告されており、その捕食能力の高さが伺えます。

見た目が非常にインパクトがあり、強い毒を持っていると誤解されがちですが、アシダカグモは人に危害を加えるような強い毒は持っていません。

実際には非常に臆病で、人間との接触を避ける傾向があります。
もし間近で遭遇しても、通常は迅速に逃げ出す行動をとります。壁を叩くような音に非常に敏感で、このような大きな音に反応して素早く逃走することも多いです。

そのため、実際には人間にとって有益な存在であるにもかかわらず、その大きなサイズと外見から蜘蛛が苦手な人にとってはかなり恐怖を感じる存在になりうるということです。

アシダカグモに対する理解と適切な対応が求められるでしょう。

ハエトリグモ

ハエトリグモは体長が約1センチと小型で、体に比べて大きくて丸い目が特徴的です。

そのクリっとした目が、一部の人には可愛いと感じられる一方で、虫や蜘蛛が苦手な人には少々気持ち悪く見えるかもしれません。

名前の通り、ハエトリグモはハエなどの小さな昆虫を主食としており、その捕食能力から家庭内での自然な害虫駆除者として放置されることも多いです。

日本にはハエトリグモの種が100種類以上存在し、森林や人家など様々な環境で見られます。

家の中で特によく見かけるのはアダンソンハエトリ、チャスジハエトリ、シラヒゲハエトリなどの種類です。

また、その愛らしい見た目と面白い行動から、ペットとして飼う人もいます。ハエトリグモはその小さな体と大きな目で、多くの環境に適応しながら生活しています。

ジョロウグモ

ジョロウグモは、アシダカグモやハエトリグモと異なり、造網性の蜘蛛です。
この種は本州、四国、九州、および南西諸島(沖縄本島北部)に分布しています。雄の体長は6〜13mm、雌の体長は17〜30mmとなり、大型の蜘蛛として分類されます。

その大きさから、見かけると驚く人も多いでしょう。

ジョロウグモはその大きな網で知られており、直径が1メートルにも達することがあります。

この網を使って昆虫などを捕食します。自然環境での網張りは問題ありませんが、人の通り道やベランダに網を張られると不便を感じることもあるかもしれません。

蜘蛛を家に入れない・巣を作らせない方法とは?

蜘蛛対策の例↓

  • 網戸の隙間や穴を埋める
  • 蜘蛛が嫌いなハッカ油で寄せ付けない
  • 蜘蛛の餌となる害虫を駆除する
  • 蜘蛛除けのスプレーをまく

蜘蛛を家に入れない・巣を作らせない方法は、上記のものが挙げられます。

蜘蛛の駆除・退治方法

蜘蛛を駆除するためには、エアゾールタイプの殺虫剤が一般的に効果的ですが、蜘蛛の卵には効果がないため、それらは手で潰す必要があります。蜘蛛の巣は発見次第、ホウキを使って取り除くと良いでしょう。巣を取り除く際にホウキを汚したくない場合は、排水口用のネットをホウキに巻いて使用する方法もあります。蜘蛛は留守の時に巣を取り除いても、同じ場所に再び巣を作る傾向があるため、巣のあった場所にはスプレーをしておくと再発防止につながります。

蜘蛛の生態とは?

蜘蛛は「造網性」と「徘徊性」の二つのタイプに分けることができ、家の中に現れる蜘蛛の多くは徘徊性であり、巣を作ることはありません。一方で、蜘蛛の多くは肉食性で、昆虫や節足動物、軟体動物、さらには小型の脊椎動物を捕食します。蜘蛛と言えば糸を連想する人も多いでしょう。造網性の蜘蛛だけでなく、巣を張らない徘徊性の蜘蛛も糸を出すことができます。蜘蛛は「しおり糸」と呼ばれる糸を引きながら歩くことができ、万が一落下しそうになった場合でも、この糸を使ってぶら下がり、元の場所に戻ることが可能です。この糸は体内で液状ですが、空気に触れると応力によって繊維状に変わります。造網性の蜘蛛はこの糸の粘液を使って獲物を捕らえるため、巣には粘液を含まない縦糸と粘液を含む横糸があります。蜘蛛が自身の巣に引っかかることがないのは、粘液がない縦糸の上を歩いているからです。

まとめ

皆さん、いかがでしたか?
蜘蛛の特徴が分かったことで、皆さんの役に立ったでしょうか?

蜘蛛をどんな存在に捉えるかは、この記事を見ている皆さんに委ねたいと思います!

以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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