音楽制作を始めたor最近調べ始めた方の中にはDTMやDAWっていう単語がちらほら聞き始めたのではないでしょうか?
自分で調べてみたけどしっくりわからない方も非常に多いかと思いますが。
誰かに聞きたいけど聞く人がいない、恥ずかしくて聞けない方はこの記事を読んで少しでも音楽業界に近づきましょう。
今回はDTMとDAWの違いを詳しく解説します、音楽業界に興味のある方は是非参考にしてください^^
DTMとは?
DTMと言うのはデスクトップミュージックの頭文字を取った略語です、意味はパソコンを使った楽曲制作と言う意味です。
DTMと言う言葉が生まれたのはごく最近の事で、Rolandが発売した「ミュージくん」という製品において「DESK TOP MUSIC SYSTEM」というサブタイトルを付けたのがスタートです、発売時期は1988年です。
1980年代と言うのはDTP=Desk Top Publishingというものが注目を集め始めた時代です、以前までの印刷物と言うのは「版下を作って、それを元にフィルムに焼いて…」という工程が必要でしたが、PC一つで原稿入力からデザイン、レイアウト、印刷まですべてできる、ということで話題になりました。
話はそれましたがそのDTPと言う言葉を真似てRolandがDTMと言う言葉を作り出したと言われています。
DTMで行う作業とは?
- 作曲
- 編曲
- レコーディング
- マスタリング
- ミキシング
以上がDTM(デスクトップミュージック)で行う主な作業です、順次紹介して行きます。
作曲
作曲とは読んで字の如く楽曲を作成すると言う事です。
作曲するのに音符が分からない、楽譜が読めないなどとお悩みの方でも比較的簡単に作曲ができてしまうのがDTMの魅力の一つです。
しかも画像にある色のついたブロックを鳴らしたいピアノの線上に置けば音がなります、見てわかる様に長さがまばらですが、これは音の長さです。
「ピアノロール」と書いてあるの右側に「スコア」と書かれている所をクリックするとソフトが勝手に譜面に起こしてくれているので譜面が読めないor書けない方でも安心です。
編曲
上記で作曲した物を編曲する機能です、例えばここのギターが少し変だから変更しようなどが編曲です。
DTMの良いところはデータをシェア出来るところです、例えばバンドなどでは複数人で作曲や編曲をする事が非常に多いです、作曲はしておいたから編曲しておいてorブラッシュアップして置いてとかで良くデータを交換します。
レコーディング
DTMで作った曲というのは全てソフト上の電子音です、なので生音(ボーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボード・などなど)でレコーディングをします。
最近ではEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)などが流行っていますがバンド形式の音楽は生音に拘っている方が多いのでレコーディングは必須ですね。
マスタリング
マスタリングとは、 さまざまな素材、内容を記録媒体に収録し、量産用プレスをする際のマスターを作成する作業。
例えるならば「作った料理を盛り付ける」工程です↓↓
『各トラックのイコライザやコンプレッサーなどのエフェクタで聞きやすいように調整・リミッターで音圧の調整・所定のファイル形式に変換・原盤を作成する』
なので格トラック(ギター・ベース・ドラム・シンセサイザー・などなど)を綺麗に整える作業の事をマスタリングと言います。
ミキシング
ミキシングとは「各トラックのバランスを整えて1つのオーディオにする」
上記のマスタリングとはイコライザやコンプレッサーなどのエフェクタで聞きやすいように調整をしますが、ミキシングとはそれぞれ適した音量やイコライジング・左右の位置関係など様々な視点からバランスをとる工程が必要です。
なのでマスタリングより作業量が多いです、多い理由とは例えば乃木坂46を想像してください、ボーカルだけで46個のトラックがあります。
46個のボーカルトラック以外にもギター・ベース・ドラム・シンセサイザー・などなどの曲の各伴奏トラックも存在しています、その伴奏がフルオーケストラだったとしたら・・・もうコーヒー片手に夜中までの作業が想定されます・・・もう想像すらしたくないですww。
マスタリングはこのミキシングが終わって最終調整なのでマスタリングの方が楽ですがどちらも大切な作業なのでそこはお間違いなく。
DAWとは?
DAWとはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略の事を言います。
デジタル・オーディオ・ワークステーションとはパソコンで音楽制作をするソフトウェアのことです、音楽制作を目的として音声の録音/編集などができるようにした機器やソフトウェアの事。
なのでDAWとは主にパソコンの中で音楽をやるための編集ソフトのことを指します。
パソコン内部で楽曲制作、打ち込み、ミックスンなどをするためのベースになる部分です、この中にドラムの音がするソフトを立ち上げたりリバーブがかかるソフトを挿入したりするわけです。
しかも多くのDAWソフトは買ったときにそれなりに音色もエフェクターもついてくるという親切さ。
ほとんどのDTMソフトにはこのDAWが入っています、
(*上記で紹介したDTM(デスクトップミュージック)の作業はこのDAWがないと殆ど行えません)
DAWが入っている代表的なソフト一覧↓↓
- Cubase
- LOGIC
- SONAR
- ProTools
- FLstudio
- SSW
- Digital Performer
- Live
- ACID
DTMとDAWの違いとは?
DTMとDAWって同じDから始まる物なので似ている感じだと思われる方多いと思いますが、DAWとはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略の事を言います。
ハードウェアの専用機もあるが、一般的には PC 用のソフトウェアを指す場合が多いです。
世界ではDTMと言う言葉はあまり広まっていませんがこのDAWと言う言葉は世界でも結構通用する言葉みたいです。
DTMとDAWの違いは難しく捉えない事
DTMとDAWの違いをあまり難しく考えない事が大切です。
例えば・・・
DTM(デスクトップ・ミュージック)・・・なら、パソコンを使って音楽制作することをDTMと言います!
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)・・・なら、音楽をやるためのパソコンのソフトのことと認識していればOKだと思います。
初めはこのくらいラフな捉え方ぐらいで丁度良いかと思います。
最近でのパソコンを使って行う音楽制作(DTM)には必ずDAWを使用します、そのDAWを使って行う音楽制作をDTMと言います。
要するにDTMとは・・・音楽制作をすること(*例・・・行動、歩く、料理をする、自転車を漕ぐ、勉強をする)を意味して。
DAWとは・・・色々な音楽ツールが備わったソフトウェアそのもの(*例・・・物、靴、食材、自転車、勉強道具)です。
(上記の5つの*例は全て=で繋げて貰えると幸いです)
楽天で人気の関連商品を紹介
ここでは楽天で人気の音楽関連商品を紹介します^^
Cubase
言わずと知れた音楽制作ソフトです、このソフトの特徴とはWindows・Macどちらにも対応している所です。
Macの方ならLogic Proを使っているかと思いきやCubaseを使って作曲をしているクリエーターの方も非常に多いです。
ProTools
レコーディングはといえばProTools一択です、なんと言ってもこのProToolsが業界標準なのでレコーディングも同時進行で行いたい方はProToolsも持っていればOKです。
ほとんどのミュージシャンはこのProToolsを使用しています。
Rolandのシンセサイザー
0ゼロから音楽を生み出す新しいワークステーション、ライブ・パフォーマンスに最適な76鍵モデルのシンセサイザーです。
ノンストップ・ループ録音が可能な16トラック・シーケンサーで曲作りも簡単。
シーケンサーのトラックはステレオ・ミックスだけでなく、各トラック個別のオーディオ・データ、そしてMIDIデータとして書き出しDAWで使用することも可能。
まとめ+関連記事
DTMと言うのはデスクトップミュージックの略で、DAWはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略ですね。
言葉やDが付くと言う意味では少し似ていますが微妙に意味合いが違う言葉です。
DTMとは・・・・パソコンを用いて音楽制作をすると言う意味で、
DAWとは・・・・音楽を制作するソフトウェアのことです。
なので少し用途が違いますしたね、音楽制作をしていけば徐々に意味合いが分かってくると思うのでDTMとDAWの違いはゆっくり学んでいきましょう^^
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